子供のお尻ポンポンはNG!?幼児期から教えたい性教育メリットとは?

一人っ子男の子の子育て

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こちらを読んでいただいている方の中には「性教育は早い方がいい」なんて言葉を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか?

実は日本は世界各国の中でも性教育が遅れている現状であり、大人の私たちでも”触れてはいけないもの”という感覚で見てしまいがちです。

でも実はそうじゃなかった…

今回は先日私が拝読した、村瀬幸浩先生の著書「おうち性教育はじめました」を参考に、子供に対する性教育のメリットについてご紹介します。

日本は遅れている?世界の性教育事情

(引用元:PRTIMES)

日本は世界各国においても性教育が遅れているとされています。一般的に日本の性教育は中学生に入ってから保健体育の授業で行われることが多いです。

しかしその頃になると本当は興味があるにも関わらず、なんとなく恥ずかしい…という感情から「気持ち悪い」などと”性”に対して拒否反応を示す子供も多いのではないでしょうか。

そのため、本来であれば幼児期の頃から性教育を行うことがベストなのだそう。実際に世界各国では5歳前後の子供から性教育を実施していることがわかっています

また日本の現状として主に性教育は”学校で受けるもの”とされており、実際に家庭では性教育を行なっていない方が多いことが上の表からもわかります。

とはいえ、家庭で子供にどのように教育すべきかわからない…という大人も多いはず。

では一体何を、どのように、いつから始めるのが良いのでしょうか?

子供の性教育は幼児期から始めるべき

幼児期の子供を持つ親御さんにとってみれば、

「ある程度大きくなってから…」「まだまだ性教育なんて早いでしょ…」

そう思う親御さんが大半かと思います。しかしその感覚はそもそもの性教育というもの自体を勘違いしていることから生まれているのかもしれません。

実は性教育とは意外に身近なものでした。

そもそも性教育とは?

性教育は「いのち・からだ・健康」の学問

(引用:村瀬幸浩著「おうち性教育はじめました」より)

大人からしても性教育なんて聞くと

  • 子供に話すのが気まずい
  • ちょっと恥ずかしい
  • 答えに困るような質問があるのでは?

など、マイナスイメージや、恥じらいのイメージが強いですよね。

しかしこれは日本の性教育の遅れや学校での不十分な教育、家庭での性教育の不足が原因によって引き起こされる感覚であり、本来は人間の基本となる「いのち・からだ・健康」に関する知識を高めるための学問だったのです。

私も含め、現在の親である年齢の人たちは、このような性教育の不足や、間違った価値観によって過剰な恥じらいを感じ、我が子にも教えることをためらい、先延ばしにしてしまいがちなのです。

幼ければ幼い方が良い!

村瀬先生の著書内でもあるように、そもそも思春期に入ってから突然”性”の話題を振るとなると、親としても子供としてもとても抵抗があります。

また、学校でも現在の日本では十分な性教育が行われているとは言えない現状であり、子供達は主にインターネットの情報などから”性”に関しての間違った情報や、歪んだ価値観を抱いてしまう可能性があるのです。

実際に世界各国の中でも、性について早くから教育を行うとされているオランダでは、幼児期である”4歳”から性教育を取り入れることが一般的のようです。

そんなオランダでは15歳までの性交渉経験者が欧州北米地域の中でも平均よりも低いことが研究結果からわかっているのです。

性教育を早く行うメリットは?

先にあげたオランダの一例からもわかりますが、実際に性教育を早く行うことでいくつかのメリットがあげられます。

ここでは性教育を早い時期から開始することのメリットについて一部をご紹介します。

自己肯定感が育つ

性についてきちんと学ぶことで、自分のからだや性について肯定的な感情が生まれやすくなります。

そのため、性教育を通じて自己肯定感を高めることにもつながるのです。自分のことを大切にすることは、相手のことも尊重できる人間へとつながります。

そのため安易な性交や一方的な性的暴力を抑制することにもつながります。

また、幼い子供でもスカートめくりやズボン下ろしなど、悪気がなく、面白半分で性的ないじめをしてしまいがちです。

しかし、早期性教育で自己肯定感を育て、相手をいたわる気持ちを持つことで、性的いじめの被害者・または加害者となることを防ぐこともできるのです。

性的トラブルを回避できる

我が子が性的トラブルに関与してしまうことは親にとってとても悲しく、不安な要素の1つですよね。

早期の性教育を行うことによって、自分のからだや心の感覚に素直に反応ができるようになってくるのです。

例えば村瀬先生の著書では…

子供の頃母とよく行っていた肉屋さんのおばちゃんが
よくオマケをくれるついでに
チューをしてくるのが嫌で…
でも母もおばちゃんもニコニコしていて
きっとここで「嫌」っていうのは悪いことなんだ

(引用:村瀬幸浩著「おうち性教育はじめました」より)

という内容がありました。

自分の嫌な気持ち、怖い気持ち、不安な気持ちなどは主張することは性教育を通じて培われる感覚の1つでもあります。

そのため、適切な性教育が行われず、周りの空気に流されて状況を判断しようとしてしまうと、いざという時にも自分を守るためのセンサーが働かなくなってしまう危険性があるのです。

防犯の観点からも性教育を通じて自身のからだ・こころについて素直に感じ取れるセンサーを身につけておくことが重要となるのです。

ついついやってしまいがち…親の性教育NG行動

普段の生活の中で、意外とやってしまいがちな行動。実はあなたの行動も子供の性教育に悪影響を与えているかもしれません。

ここではついついやってしまいがちな子供へのNG行動についてご紹介します。

お尻ぽんぽん

子供のお尻ってつるんとしていて、柔らかくて可愛いですよね。ついついぽんぽん♡していませんか?

実はお尻ぽんぽんはNG。大切な箇所だからこそ、親から線引きをしてあげないと、子供はこれが行為の現れと勘違いしてしまうのです。

日常的なお世話以外で触るのはやめるようにしましょう。

質問に嘘をつく

赤ちゃんはどこから来たの?僕はどうやって生まれたの?なんてあるあるな質問ですが、こういった時に嘘の情報を与えるのもNG。

「コウノトリさんが運んできたんだよ」というような返答は有名ですが、明らかな嘘はよくありません。

子供の年齢に合わせて答え方は異なりますが、嘘をつかずに答えてあげることが重要です。

そわそわしたり叱ってしまう

上記同様に子供が質問してきた時、またはテレビでベッドシーンが流れた時など、大人としては”ギクッ!!!”としてしまいがち。

そんな時にそわそわしたり、「そんなこと聞くんじゃない!」などと叱ったりするのはNG。子供はそれらの内容を「いけないこと」として認識してしまいます。

堂々と、何事もなかったかのように振舞いましょう!

幼児期からスタート!みんなで実践して子供を守ろう!

幼児期から性教育が必要なんて、目から鱗状態だった私ですが、村瀬先生の著書をきっかけに子供に対して少しずつ性教育を始めていくことにしました。

村瀬先生の「おうち性教育はじめました」は全体が漫画構成になっており、とても読みやすく、本が苦手という方でも問題なく読み切れると思います。

また、やるべきことがわかりやすく、子供に質問された時の回答例なども乗っているので、いざという時のために頭に入れておきたい内容が盛りだくさんでした。

大切な我が子だからこそ、被害者になるのはもちろん、加害者にもなってほしくないですよね。我が子を守るためにぜひ性教育を始めてみてはいかがでしょうか?

 

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