子供にとっておもちゃは成長を手助けするアイテムであり、楽しい時間を過ごすためのアイテムでもあります。可愛い我が子が喜んでくれるのでついつい買ってしまいたくなりますよね。
また、親だけでなくおばあちゃんおじいちゃんも、孫の喜ぶ顔が見たくておもちゃを会うたびに買ってあげる…なんてこともあるでしょう。
本記事ではそんなおもちゃの与える頻度やおもちゃの与えすぎが子供のもたらす影響、購入時の注意点についてご紹介します。
この記事では
- おもちゃの一般的な購入頻度
- おもちゃの買いすぎが子供に与える影響
- 購入時に意識したいポイント
がわかります。
どこからが買いすぎ?おもちゃの購入回数は?
2歳前後では自分の意思や好みなどがだんだんと明確になってきます。
一般的には男の子であれば車・電車、女の子であればお人形、そしてみんなのアイドルアンパンマンなど、子供が興味を示し、喜ぶものが親にとってもわかりやすくなりますよね。
この頃になれば子供も自分で欲しいものを主張し始めます。とはいえ毎回欲しがるたびに買っていると金銭的な観点からも、躾の観点からも、不安になる親御さんも多いでしょう。
実際に、親が子供におもちゃを購入する、一般的な年間頻度は約3.5回程度ということがわかっています。
- 誕生日
- クリスマス
- 何かを達成できた時
- こどもの日
タイミングとしては上記のパターンが一般的なようです。
一方で…
月刊の子ども雑誌とか絵本や文具とか、カプセルトイやカードとかそういう細々したものは、ちょいちょい買い与えてしまう
お盆と年末年始は義実家帰省するからジジババが買いたがるけど、それもありがたくオッケーにしてる
基本欲しいものは買ってあげるよ。2,000円までならちょくちょく買ってる。高いものはクリスマスとか誕生日とか特別な日だけど
(引用元:mamastaセレクト)
という意見も。
親だけでなく、おじいちゃんおばあちゃんからのプレゼントも考えると、年に5回程度が一般的であると推測されます。
とはいえ「買いすぎ!」というのは個人の主観が大きいため、判断としては難しいですが、年に6回以上の購入がある場合は一般的なご家庭と比較しておもちゃの購入頻度が多いのかもしれません。
(現在はコロナ禍ということもあり、自宅での時間を過ごすためおもちゃの購入頻度は増えているかもしれませんよね)
おもちゃの買いすぎが子供に与える影響とは?
とはいえおもちゃの買いすぎは子供自身にどのような影響を与えるのでしょうか?実際におもちゃの買いすぎが子供に与える影響についてご紹介します。
ものを大事にしなくなる
おもちゃを購入する頻度が多いと使っていないおもちゃも多くなり、無くなっても気付かなかったり、「壊れてもまた買えばいい」という感覚になり、ものを大事にしなくなる傾向があります。
1つしかないものが壊れるのと、10個あるうちの1つが壊れるのでは感覚として大きく違いますよね。(もちろんお気に入りなどであれば話は別ですが…。)おもちゃに溢れていると1つ1つのおもちゃに対する重みが無くなってしまうようです。
集中力や想像力がなくなる
子供は遊びたいものを引っ張り出してきては遊び、また引っ張り出してきては遊び、あちこちにいろんなおもちゃが出ている…なんてことも多いでしょう。
しかし、部屋の中にいろんなおもちゃが転がっていると、1つのおもちゃに対する集中力がなくなり、すぐに目移りしてしまったり、また1つのおもちゃを工夫して遊ぼうとする想像力の欠如につながります。
コミュニケーション能力が育ちにくくなる
おもちゃが増えることで一人遊びの時間が長くなり、コミュニケーションをとることが少なくなる傾向があります。
親からすると一人遊びはとてもありがたいですが、やはり遊びを通してコミュニケーションの取り方を学ぶことは今後の人生においてもとても重要です。
片付けが苦手になる
先述したように子供は遊びたい時に遊びたいものを引っ張ってくる傾向があり、おもちゃの量が多ければ多いほど、部屋が片付かなくなります。
また、子供自身も山積みのおもちゃでは片付けることに嫌気がさしてしまいます。
そうすることで散らかった状態が日常的、もしくは人に片付けてもらうことが日常的になり、子供の片付けに対する意識が芽生えにくくなります。
買ってもらうことへのありがたみがなくなる
日常的におもちゃを買い与えていると「買ってもらって当たり前」という感覚に陥ります。
つまり買ってもらうことへのありがたみがなくなり、逆に買ってもらえないことが不満になってしまうのです。
また「おもちゃが欲しいからおばあちゃんの家に行く」など本来の目的が薄れ、おもちゃがメインとなってしまい感謝の気持ちを感じにくくなってしまいます。
おもちゃ購入時に注意したい3つのこと
買う頻度に違いはあれど、おもちゃを購入したことがないという方は少数派でしょう。
せっかくおもちゃを買うのであれば、子供に喜んでもらうのはもちろん、親だって気持ちよく購入したいもの。
ここでは子供におもちゃを買い与える上で注意したい3つのことをご紹介します。
家庭でルールを決める
まず大前提として、家庭で子供のおもちゃについてのルールを決めておくと良いでしょう。
ルールがないと、お財布事情や、親のさじ加減で購入が決まったり、パパは買ってくれるけど、ママは買わないなど、温度差が生まれたりしてしまいます。
子供は素直なので「どうしてこの前はよかったのに今日はダメなの?」などといった疑問や混乱を抱きます。
家庭でルールを作って統一しましょう。
またカプセルトイやおもちゃのおまけ付き菓子なども頻度を決めたり、購入のタイミングを明確にしておくことで、子供もだんだんと「今はダメだな」と判断できるようになってきます。
ルールがあることで、子供もおもちゃに対する喜びを感じ、いつでも買って貰えるわけではないという意識も芽生えものを大事にします。
買わないと決めたら買わない
一番親を悩ませる「買ってー!!!!」問題。
お店で泣かれたり、暴れたり、それはもう大変ですよね。でも買わないと決めたら買わない!難しくてもここは徹底する必要があります。
泣けば買ってもらえるとなると、毎回泣いて買ってもらおうと、その泣き方はどんどん激しくなります。
我が家もどちらかといえば購入頻度は多いほうかと思いますが、ここは徹底していました。4歳前後になると「これ以上いってもダメだな」と思うのか、少しぐずった後「じゃあ我慢する」と自分から言い出すようになりました。笑
なぜそれが欲しいのか理由を確認する
幼い子では難しいかもしれませんが、言葉が喋れるお子さんであればなんでそれが欲しいのか理由を確認しましょう。
ただ「欲しい!」という気持ちを満たすだけでおもちゃを購入していると、同じものばかり増え、生産性や発展のない遊びばかりが増える可能性もあります。
子供って自分の好きなキャラクターが買いてあるだけで「欲しい!」ってなりますしね。
先日我が家のボクちゃんがビー玉を買って!といってきたので、理由を聞いてみたところ、LaQブロックで滑り台を作って、その上にビー玉を転がしたかったのだとか。
家にあった違うボールを出してあげたところ大満足で結局購入せず満足しています。
子供に今一度なぜ欲しいのか?を考えてもらうことで、工夫する力もつき、本当に買うべきものなのかどうか親の方でも判断しやすくなります。
年に4〜5回が一般的!適度なおもちゃ購入で子供を伸ばそう!
一般的にはイベント時プラスαで年に4−5回のおもちゃ購入が一般的なようです。
とはいえ「買いすぎ」というのは主観の部分でもあるので、あとは各ご家庭でどのように子供におもちゃを与えていくのか統一する必要があるでしょう。
我慢させすぎて大人になって反動(散財)がでた…という意見もあるため、一概に「買わない方がいい!」というわけではありませんが、今本当に必要なのか、子供の意見を汲み取りながら親が判断してあげる必要があるかと思います。
また私自身は、おもちゃの購入頻度が多いことに対してそこまで否定的な考えはなかったのですが、今回の調べて「買いすぎてもそこまでいいことはないんだな」と感じました。笑
適度な購入頻度で子供が楽しく成長できるサポートをしていきましょう!
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