最初の頃は割となんでも食べてくれたのに、だんだんと自我が芽生え、好き嫌いばかりで栄養面が心配…そんなママも多いですよね。
子供が2歳前後になると食べ物の好き嫌い、特に野菜嫌いに悩む親御さんも多いのではないでしょうか?
我が家の息子ももれなく野菜嫌いを体験いたしました。
ここでは野菜嫌いはいつまで続くのか?また、我が家で実際に行った野菜嫌いを克服するための方法と料理苦手ママでも作れた野菜摂取メニューをご紹介します。
子供の野菜嫌いに悩むママの参考になれば幸いです。
この記事では
- 野菜嫌いはいつ頃からいつ頃まで続くのか
- 野菜嫌いの子供の一例
- 野菜を食べさせるための方法
- 野菜を食べさせるためのメニュー
がわかります。
子供の野菜嫌いは2歳がピーク?なぜおこるの?
(引用元:PRTIMES)
子供の野菜嫌い…お子さんを持つ親御さんであれば一度は経験したことがあるのではないでしょうか?上記のアンケート調査によると1歳半〜3歳ごろに好き嫌いに悩む親御さんが多いことがわかります。
子供の好き嫌いはなぜ起こるのでしょうか?
実は人間の味覚は甘味・塩味・酸味・苦味・うま味」の5つからなるとされています。
その中でも
・塩味→体の機能バランスを整える
・うま味→骨や筋肉を作る
これら3つは人間がいきていく上で欠かせないものであるため、子供の頃から本能的に欲して好む味なのです。
一方で酸味や、苦味といったものは本来腐敗物や毒物などをイメージさせるものであり、本能的にこのような味を避けるようにインプットされています。
大人になれば「酸味や苦味があっても大丈夫」と認識ができるようになるため、これらのものを食べることができるようになりますが、
子供のうちは経験値が少ないため本能的に苦味や酸味のある味を本能的に避けてしまう傾向があります。
また子供の下にある味蕾(ミライ:味を感じるためのセンサー)は大人の3倍も敏感であるとも言われています。
3倍!!!??
そのため大人以上に子供は苦味や酸味を感知して、避けようとしてしまうため野菜嫌いが起こります。
しかし野菜不足による栄養の偏りは、疲れやすさや集中力の低下などを引き起こす原因ともなっています。
現在は子供のみならず大人までも偏った食事による”新型栄養失調”が多くみられる傾向があるのです。
新型栄養失調についてはこちらの記事でもご紹介しています▼
【体験談】子供の野菜嫌いはいつまで?我が子の現状
さて我が家の僕ちゃんも例外なく野菜嫌いを経験しています。
ここでは野菜嫌い発症から現在に至るまでの流れについて一例をご紹介します。
1歳半頃から野菜嫌い
僕ちゃんが野菜嫌いを発症したのは1歳半頃から。
それまでは苦手な野菜でも、子供がよそ見している間に口元に持っていけば食べていたのですが⇦
だんだんと小ワザも効かなくなり、
口に入れる前に何を入れられるかチェックしたり、口に入れても出してみたりすることが増えました。
僕ちゃんは白米大好きボーイなので、お米だけモリモリ食べて、「もういらない!」と言われることもしばしば…
2〜3歳、とにかく試行錯誤して野菜を食べさせる
とはいえ健康面を考えても、野菜を食べさせないわけにもいきません。
無理やり食べさせたりもしましたが、そうすると吐き戻してしまうこともあり…「そこまでして食べさせるべきなのかな…?」と悩むことも。
保育園にいき始めた頃にはお弁当を持って行っていましたが、お弁当の野菜も毎回残していました。(先生が一生懸命食べさせようとしてくれたみたいですが…)
本当にあれこれ考えてなんとか野菜を食べさえせるようにしていましたね。
…というのもボクちゃんの健康面を考えて…というのはもちろんですが、
私の知り合いに、とにかく食べ物の好き嫌いが多く、魚と野菜がほぼ全てと言っていいほど食べられない子がいたんです。
外食に行っても食べられないものが多く、みんなとの食事も楽しめなさそうで…その時に
大人になって食べられないものが多いことは想像以上に大変なのかも…
と感じました。
どういう経緯でその知り合いがそこまでの好き嫌いを発症してしまったのかはわかりませんが、我が子も同じように苦労して欲しくないなという思いがありました。
なので子供のうちから野菜は食べられるようにしておきたいと強く感じていたのでした。
4歳になり”完食”が習慣化する
3歳ごろまではまだまだ嫌いなものがお皿に残って「食べられない〜」と泣くこともしばしば。
ポツンと座って野菜を見つめながら食べられなくてモジモジしてみたり、違うことを始めたりしてママに注意されていたあの時期が蘇ります。
そして、3歳ではまだ本当に嫌なものは吐き戻してしまうこともたまにありました。
しかし4歳になると、嫌がりはするものの「嫌がりながらも食べる」ということが習慣化されてきました。
相変わらず嫌いなものは最後に残すタイプではありますが、最終的には時間がかかっても最後まで食べないと!という意識が芽生えたように思います。
保育園に通っていた時も先生が
この1年でだいぶなんでも食べれるようになりましたね♪
とすごく驚いて声をかけてくださいました。
1回だけ保育園の給食で、どうしても食べられないものがあったようで…
ずーっと口の中に入ったまま飲み込めず、
先生に「出していいよ」と言われたら大泣きして口から出したことがあったようです。(よく頑張ったね;)
でもそれだけ完食するという意識も芽生えており、苦手なものでも吐き戻したりすることも徐々に無くなっていました。
5歳になった今、なんでも食べられるように
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5歳になった今でももちろん嫌いなものはありますが、基本的に残すということはありません。
幼稚園の給食も、普段の朝ごはん、夕ご飯もきちんと完食します。
とはいえいまだに酸味系が苦手であり、トマトや酢の物などは嫌がり、イヤイヤ食べていることは否めません。
でも基本的にはなんでも食べてくれるので母としてはだいぶ助かっています。
しかしまだまだ嫌いなものには多少なり時間がかかるので、朝ごはんはシンプルなメニューで済ませてしまうことも多いです。朝のルーティンについてはこちらの記事もご覧ください▼
リサーチしてみたところ、2歳前後に野菜嫌いのピークが来て、その後だいたい5歳前後には落ち着く子供が多いみたいです*
我が家流…野菜嫌い克服のためにやってみたこと
さて子供の野菜嫌いは本能的なものと聞くと、なんだか克服が難しいように感じてしまいますが、我が家では以下の事にチャレンジして試行錯誤してみました。
お子さんによってしっくりくるような方法は様々かと思いますが、是非参考になると嬉しいです。
細かく刻む
オススメ度
文字の通りとにかく細かく刻みます。おすすめはフードプロセッサーやブンブンチョッパーなどを使って細かくしてしまう事。みじん切りってすごく疲れますしね。
フードプロセッサーにするとかなり細かくなって食感もマイルドになるので、シャキシャキ感が苦手なお子さんにもおすすめです。
また細かく刻む事で、何かに混ぜ込んでも野菜が目立ちにくいので、誤魔化しやすいですよね。
見えなくする
オススメ度
子供は一度「苦手!」と思ってしまうと、次からは野菜だと判断しただけで器用にそれだけ取り除いたりしますよね。
そのため取り除けないように見えなくしてしまうのがおすすめ。
何かに混ぜ込んでしまったり、幼い子供であれば嫌いなものが子供の目に入らないように、スプーンに乗せてみたりとか、様々な小ワザを繰り出していました。
好きなものと混ぜる
オススメ度
どの程度野菜が食べられるか、にもよりますが、好きなものと一緒に食べられるようにしてみましょう。
ツナやウインナーといった子供が好きな食材と混ぜてみたり、フルーツなどと混ぜてスムージーにしたりと、工夫をして子供が野菜を食べる事に抵抗を抱かないようにチャレンジしていました。
好みの味つけにする
オススメ度
苦味や酸味が強いと食べてくれないので、とにかく調味料などで誤魔化す作戦。コンソメは子供好みの味付けになりやすいし、マヨネーズなども味のごまかしには◎
もちろんかけすぎや味の濃さには注意が必要ですが、ひとまず野菜への苦手意識を克服しようという意味では調味料で苦手な味をごまかすのもいいですね!
一口食べてみたら「美味しい!」なんてこともありました。
盛り付けを少量にする
オススメ度
こちらは3歳児検診の時に、我が子の好き嫌いに関して栄養士さんに相談した時に教えてもらった方法。
まずは本当に1口、2口程度でいいので苦手なものを食べて、達成感や、克服した自信をつけることが大切なのだとか。
実際に保育園でも先生が苦手なものは少し減らして食べさせてくれていたようで、
今日はね、ちょっとだけ減らしたけど、ぜーんぶ食べれたんだよ!
と自信満々に話していたので、”完食した”という自信に繋がるというのは明確。
多少なり時間はかかりますが、長い目でみてとても効果的な方法だと思いました。
全部食べないとお菓子はあげない
オススメ度
これは本当に賛否あると思うのですが、我が家ではずっとこのスタイルでやっています。
現在は怒らない育児という事で実践中ですが、以前はそんなことも考えずガツガツ怒っていたので、
そんなんじゃお菓子あげないよ!!
と何度怒ったことかわかりません…。
怒らない育児についてはこちらの記事をどうぞ▼
もちろんその時は泣きますし、どうしても食べれなくて子供から「お菓子いらない」と言われることもありました。
しかしお菓子の時間には「お腹が空いた…」というので、その時には残した野菜を完食させてからお菓子を与えます。
しんどいですが、ここはかなり徹底していました。
どんなに泣きわめこうが絶対にお菓子をあげない。
ちょっとかわいそうではありますが、それもありきで今では全部食べるのが当たり前になっている部分もあると思います。
今でも疲れていると「お野菜食べたくない…」ということはありますが、その時は怒りはしませんが
お菓子だけだと栄養がなくて病気になっちゃうから、お野菜もバランスよく食べて欲しい。お野菜食べれないならママは心配だからお菓子はあげられないんだよ。
と、言い方は違うものの同じやり方を貫いています。
野菜の本をみる
オススメ度
お休みの日は一緒に料理をしたりすることもたまーにあった程度ですが、幼稚園で食育の時間を通して野菜にもとても興味を持ったボクちゃん。
幼稚園でもらってくる絵本をママに見せて「これ夏野菜なんだって!」「みてこんなのも作れるんだって!」など色々教えてくれます。
実際にスーパーに行くと「これ夏野菜だ!」とか、パプリカを見て「これ綺麗だね!食べてみたい」とか色々興味がわき、自分で食べてみたい!料理してみたい!という感覚になったようです。
もちろん食べてみたら「あんまり美味しくないね」となることも割とありますが。笑
ある程度大きくなった子であれば効果的かもしれません。
一緒に料理する
オススメ度
子供と料理ってとても面倒だし大変ですが、子供にとって”自分で作ったもの”は特別です。
嫌いな食材でも、切ったり、洗ったり、入れたり、混ぜたりする過程が面白いので、なんだかんだ積極的に料理してくれます。
また、「これ僕が切ったやつだ!」と具材を見て喜んだり、苦手なものでも「食べてみようかな」という気持ちになりやすいです。
あとは「食」に興味がない子にもこちらの方法はおすすめかなと。例えば玉ねぎを切っていると目が痛くてしぱしぱするような経験も、やってみないとわからないこと。
ボクちゃんは玉ねぎを切ってみて涙が出た経験が面白くて「ご飯に入ってると目が痛くないのにね」とこちらもまた興味を持ってくれています。
ママの時間がある時は皮むきなどちょっとしたお手伝いをさせてみてもいいかも。
野菜が体に必要な理由を伝える
オススメ度
野菜を食べなさい!と言われても子供にとってはなぜ野菜を食べなきゃいけないのか、なかなかしっくりこないですよね。
そのためきちんと野菜が必要な理由を改めて説明するようにしています。
「野菜は体にいい」というだけでももちろんいいのですが、もう少しだけ具体的に伝えます。
ごぼうはお腹のお掃除をしていらないものを出してくれるんだよ
お野菜が足りてないと、お熱が出やすかったりすぐに疲れたりしちゃうよ
などなど。
個人的には、「便秘でお腹が痛かった」「熱が出て辛かった」「疲れて歩けなくなった」など、子供自身が経験した内容を踏まえて説明するようにしていました。
これを繰り返したおかげか?今では自分から「これは何にいいの?」などと聞いてくることもあり、何食べたい?と聞くと
元気になりたいからお野菜も入れて!でもちょっとね?
なんて言って来たりします。笑
料理苦手ママが作った!野菜取り入れメニュー
とはいえ、最初のうちは本当に野菜を食べないですよね。最初の一口を食べさせるのすら一苦労…。
ここではそんな野菜イヤイヤ期に対して我が家でよく作っていたメニューをご紹介します。
ただ1つ、お恥ずかしながら私は本当に本当に!!料理が苦手です。笑
そんな私でも簡単に取り入れられた野菜摂取メニューをご紹介します。
野菜パンケーキ
とても簡単な野菜パンケーキ!
我が家のボクちゃんはとにかく甘いものが大好きなので、いっそのこと野菜もケーキにしてしまえ!ということで、野菜を入れたケーキをよく作っていました。
材料
- お好みの野菜(ほうれん草や小松菜、にんじんなどがおすすめです)
- ホットケーキミックス
- オーツミルク※牛乳や豆乳でも(ホットケーキミックスの分量よりちょっと多め)
- 卵
作り方
- お好みの野菜と牛乳をミキサーにかけます
- ホットケーキミックスと1を混ぜます
- 卵を入れてさらに混ぜます
- できた記事を炊飯器に入れてケーキモードに
- 完成!
まさに混ぜるだけ!炊飯器で作ればふわふわのケーキになるし、余計な油を使わないので、おすすめです。お菓子や朝ごはんにもいいですね。
我が家では食物繊維をより多く取るためオーツミルクを使用して作ります。
フルーツ&野菜スムージー
こちらは我が家の朝ごはん定番のスムージー!
朝はこれがないと始まらない!とばかりに「ジュース作ってー!」とボクちゃんからリクエストを受けます。
材料
- バナナ
- 小松菜
- きな粉
- はちみつ
- 豆乳(牛乳やオーツミルクでも)
作り方
- 全部入れ込みミキサーへ
- 完成
朝の忙しい時間にこれだけで手軽に栄養をチャージできるのは嬉しいですよね。我が家では豆乳やオーツミルクで作りますが、以前ココナッツミルクで作ったものもとても美味しかったです。
フルーツはお好みの物を選んでもいいですね。ボクちゃんがバナナ好きなので、我が家の朝は上記のバナナスムージーから始まります。
野菜たっぷりミネストローネスープ
スープは無敵!汁まで飲んでくれればとろとろにしても栄養を逃すことなく取れるので、我が家でも積極的に活用しています。
ママのダイエットにもいいですよね。
材料
- トマト缶(カットトマト)
- コンソメ
- 水
- にんにく
- キャベツ
- しめじ
- じゃがいも
- にんじん
- 玉ねぎ
- 鳥モモ肉(ウインナーやベーコンでも)
作り方
- 野菜類を全て細かく刻みます。(我が家では柔らかく煮込むので、そこまで小さくしなくても食べれました。)
- ニンニクと鶏肉を炒めてから、野菜類を軽く炒めます
- トマト缶と水を入れコンソメで味をつけます
- 野菜類が柔らかくなるまで煮込みます。
- 適宜調味料で味を調整します。(我が家ではオールスパイスと塩胡椒で調整します)
- 完成
切るのは手間だけど、とても簡単にできて、栄養価の高いスープ!トマト嫌いのボクちゃんですが、ミネストローネは大好きで野菜嫌いの時期からこれだけは本当によく食べてくれました。
他にも中身は一緒でシチューにしたり、コンソメスープにしたり、スープ類は野菜摂取にかなり活用していました。
お好みでマカロニ等を入れてもいいかもしれませんね!
スペイン風オムレツ
ちなみに私自身小さい頃は割と激しい野菜嫌い。中でも玉ねぎが嫌いで母はとても苦労したようです。このスペイン風オムレツは私が小さい頃に母がよく作ってくれていました。
小さい頃は「おイモのケーキ」といってよく好んで食べてましたね。笑
スペイン風オムレツとはちょっと違うかもしれませんが、僕ちゃんもこれはよく食べてくれます。
材料
- 卵
- じゃがいも
- 玉ねぎ
- 豚ひき肉
- ほうれん草(あってもなくても)
- コンソメ
- ケチャップ
作り方
- 玉ねぎとじゃがいも、ほうれん草を切ります
- 切ったじゃがいもは電子レンジなどで柔らかくしておくと時間短縮に
- 豚ひき肉と玉ねぎ、じゃがいも、ほうれん草を炒めます
- 卵を溶いてコンソメで味付けをします
- 溶いた卵を炒めた具材に流し入れます
- 表裏焼いたらケチャップをつけて完成
私の母はチーズが嫌いだったので、幼い頃チーズが食卓に出ることはほとんどなかったのですが、ここにチーズを入れてもいいかもしれませんね。
ケチャップの甘味で子供好みの味付けになります。
ほうれん草は色味が苦手なお子さんは入れなくてもいいかもしれません。
2歳頃がピーク!そこから徐々に慣れてくる!
子供の栄養状態はママにとってはとても気になる問題。
でもわかっていても食事は毎日のことだし、一生懸命作っているのに食べてもらえないと頑張る気力も無くなってしまうかと思います。
冒頭に説明したように子供の野菜嫌いには本能的な部分もあります。どうしても大変な場合は無理に食べさせようとせず、ママの無理のない範囲で実践してみるのでもいいと思います。
市販の食品に頼るのも悪いことではありません。また健診のタイミングなどで栄養士さんなどに話を聞いてみるのもおすすめです。
上記は私の体験を通した一部の対処法ですが、少しで悩めるお母さんたちの参考になれば幸いです。子供の健康を思うママの気持ちが、子供に伝わりますように。。。
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