子供が自分で食事を取れるようになってくると気になる食事のマナー、食べ方!
幼稚園や保育園では、「三角食べ」を教えてくれていますが、家ではまだまだばっかり食べなボクちゃん。
など、”ばっかり食べ”や”三角食べ”に関する子供の心理状態と必要性についてご紹介します。
この記事では
- ばっかり食べをする子供の心理
- 三角食べの必要性
がわかります
ばっかり食べとは?
ばっかり食べとは、食事の際に、一品のみを食べ続け、食べ終わってからまた次の一品に進む…と言う食べ方のことをさします。
一方で、主食やおかずなどをバランスよく少しずつ食べていく食べ方を「三角食べ」と言います。
現在の日本では主に”三角食べ”が推奨されていますが、幼少期の子供の多くは「ばっかり食べ」をすることが多く、中には大人になってからも幼い頃からの習慣でばっかり食べを続けている方もいます。
またこの三角食べは日本特有の食べ方でもあり、コース料理などが主流な西洋ではばっかり食べをする方が一般的であるとも言われています。
なぜ「ばっかり食べ」はおこる?その心理とは?
実際にばっかり食べはなぜ起こるのでしょうか?
ここではばっかり食べが起こる原因や心理状態についてみていきましょう。
好きなものだから
自分の好きなものだから、そればっかり食べてしまう…と言うのが幼い子供の場合一般的かもしれません。
我が家の僕ちゃんもまさにこれ。
白米が大好きな僕ちゃんは真っ先に、白米を完食してからおかずへと取り掛かります。
あまり深い意味合いはなく、食べたいから食べていると言うのが本音かもしれませんね。
口のなかで混ざるのが嫌だから
三角食べをしていると、様々なおかずが口の中で混ざり合うことになります。
ご飯のお供におかずを一緒に食べて味わう…と言うことも、食事の楽しみ方の一つでもありますが、中には1つ1つの味を楽しんで食べたいと言うお子さんもいるでしょう。
全て食べ残しのような感じで見た目が嫌だから
三角食べをしていると、どのおかずも中途半端に残っている状態となるので、途中経過は全て食べ残しのような見た目になります。
中にはこの状態が嫌で1つずつ完食したいと言う意見も。
我が家の僕ちゃんは幼いうちに、毎回完食することを口すっぱく教えていたので、「あと2つで完食」「あと1つで完食」と言うように、目に見えて品数が減っていくことに達成感を感じていました。
そういったこともばっかり食べに繋がっているのかもしれません。
嫌いなものを後回しにしたい
子供のうちはどうしても味だけでなく、色や食感によっても好き嫌いが激しくなりますよね。
そのため、嫌いなものは後回しにしたい…と言う心理から好きなもの、食べられるものばかりを食べる傾向があります。
こうなると最後に嫌いなものばかりが残るので…親子の戦いが始まりますよね〜。(察)
その他
心理状態とは少しかけ離れますが、食事の洋食化によって三角食べを必要とするシーンが減ってきていることも挙げられています。
確かにコース料理や、パスタなどの要職を食べるときはばっかり食べになりますよね。
そもそも三角食べはなぜ必要?
実際に幼稚園などでも推奨されている「三角食べ」ですが、そもそもどうして三角食べをする必要があるのでしょうか?
マナー?消化的な問題?ここではメリットデメリットを踏まえて三角食べの必要性について見ていきましょう。
三角食べのメリットは?
・口内調味で味の濃い薄いを調整できる
・様々なおかずが混ざり合うことで咀嚼回数が増える
三角食べは1970年代ごろに、子供の栄養の偏りや食育の一環として、一部地域の学校で推奨されていた食べ方です。
三角食べを行うことで、栄養バランスを満遍なく取ることができるため、仮に残すこととなったとしてもばっかり食べのような偏りは起こりにくいのです。
また、口内調味によって味の濃い薄いの調整、混ざることでの新たな美味しさなど、食事をより幅広く楽しめると言う点もメリットです。
さらに咀嚼回数が増えれば胃や腸に過剰な負担をかけることなくスムーズに消化を促してくれると言うことも挙げられます。
三角食べのデメリットは?
・味覚が育たない原因ともなりうる
・口内調味を好まない子供にとっては食事が苦痛となる
過剰に気にする必要はなし!マナーの一つとして教えよう
三角食べも子供の栄養バランスや食育を目的として推奨されているものです。
つまりばっかり食べだとしても、しっかりと満遍なく食事ができているのであれば問題ないと考えられます。
ただ、ここ60年ほどは三角食べを推奨してきているため、大人になってからも”ばっかり食べ”をしていると”食事マナー”と言う観点で疑問を抱かれることもあるかもしれません。
栄養バランスが問題がない場合は、食事のマナーとして少しずつ教えていけばいいかもしれませんね*
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