皆さんは子供に対して感情的に怒ってしまうことありますか?
正直なところ以前の私は感情的になってしまうことが多く、毎日そんな自分に嫌気がさしていました。
特にボクちゃんが4歳になってからその頻度は激増…
本記事ではそんな私が怒らない育児を始めた理由、育児中のイライラした時の対処法をご紹介していきます。
この記事では
- 怒らない育児の一例
- 私の考える怒らない育児
- 育児中にイライラするポイント
- 育児中にイライラした時の対処法
がわかります。
怒らない育児とは?
「怒らない育児」というとどんなことを思い浮かべるでしょうか?
ずっとニコニコ笑って、
何があっても優しく注意をして
基本は見守るだけ…
というイメージを抱く方も多いかもしれませんが…正直なところそれだけでは育児として成り立たないですよね。
私自身、怒らない育児に対して
*怒らない=叱らない…ではない!
と考えています。
実際には怒っていなくたってイライラしてしまう…ということももちろんあります。
また、本当にいけないことをした時、危ないことをした時は意識的に強い口調で叱ることもあります。
つまり、その場の感情だけに左右されて子供を怒らない…というのが怒らな育児というものだと私自身は定義しています。
怒らない育児実践中!どうして”怒らない”なんて始めたの?
ちなみにネット上では割と批判的な意見の方が多いような印象を受けました。
甘やかしてわがままになるんじゃ…
怒らないなんて無理!
確かに誰しも好き好んで怒っているわけではないですし、「怒らないなんて母親の負担が多いだけでは?」と思う方も多いと思います。
ここではなぜそんな批判的な意見もある「怒らない育児」を始めたのか?についてご説明します。
4歳になって突然現れたイヤイヤ&甘えん坊期…
私自身が怒らない育児を始めようと思ったのは息子が4歳になってから。
2〜3歳までは聞き分けが良かった息子ですが、4歳になり「4歳の壁」という、いわゆるイヤイヤ期のような症状が発症。
これまでと一変…
今までできていたことができなくなったり、ぐずって何もかも嫌になったりと、正直毎日怒鳴ってばかりでした…。
1度だけどーにもこーにも玄関で靴を履いてくれず…「靴を履きたくない」と玄関でグズグズしていたので
「じゃぁ、どーしたらいいのかママに教えてよ!!!!!」
と半泣きで怒鳴り散らしたことがありました…あの時は辛かった…
4歳の壁についてはこちらの記事でもご紹介しています▼
幼稚園へ転園…そこでの気付きがきっかけに…
そんな時に保育園から幼稚園に転園したボクちゃん。
転園先の幼稚園では「親子参加」と言うイベントがあり、
実際に子供達と一緒に園で半日過ごすイベントがありました。
そこで先生が園児の話を一生懸命聞いている姿を見て、
私はボクちゃんの意見をあんなにきちんと聞いてあげていないな…
そう思ったことがきっかけでした。
特にこの頃の私は、イヤイヤ症状のボクちゃんに頭ごなしに怒ってばかりだったので、自分の態度や向き合い方にも自信がなくなっていました。
だから”怒らない”と言うよりも、
と言う意識が始まりでした。
ちなみに保育園から幼稚園に転園したきっかけや違いについてはこちらの記事にまとめています▼
怒ったことへの罪悪感がさらに自分を苦しめる
また、子供を怒ってしまうことで何よりも辛かったのが、
怒った後の罪悪感。
冷静になればあんなに怒らなくてもよかったこと…
でも時間がなかったり、心に余裕がなくなっているとつい感情的になってしまいますよね。
夜寝ているボクちゃんの顔を見ながら涙したことは何度もあります。
と言うことも怒らない育児を始めるきっかけとなりました。
私が考える怒らない育児とは?実際のところ難しい?
怒らない育児と一口に言っても捉え方は人それぞれかなと思います。
私なりに考える怒らない育児とは、冒頭でも少しお話ししましたが、
- 感情的に怒りをぶつけない
- 悪いこと、いけないことを伝える時にはきちんと冷静に叱る
- 気分で物事を決めない
ざっくりとこんな感じ。
ちなみに個人的には1・2番は慣れてくれば割とスムーズですが3は割と難しい。
例えば、お菓子を1週間に1回だけ好きなものを買ってあげると約束したとします。
でも、ママだって今日は疲れたな〜って日とか、ホルモンバランスの関係でイライラしてるな〜って時とかありますよね。
そんな時に子供が今日もお菓子を買ってー!と駄々をこねる。昨日買ったばかりなのに。
こう言う時って「怒らないようにしよう」と思うあまり、
めんどくさいから、特別に買ってやるか…
とかってなっちゃいますよね〜。
そう…思うようにいかないのが育児!子供!
でも、こういう風に
- 昨日はよかったのに今日はダメ
- 約束を守ったり、守らなかったりする
と言うのを繰り返すと、イライラするきっかけをママ自身が作ってしまうことにもなりかねません。(グズって粘るようになったり、毎回欲しいと駄々をこねるようになったり)
しかしこの、「親の気分で物事を決めないようにする!」と言うのは定着させるまで結構な忍耐・根気がいりました。
3番は今でも私自身葛藤するときは正直あります。笑
こういったことへの対処法は後述していきますね。
まずは小さな意識をすることから!
とはいえ、ママだって人間。
イライラもするし、怒鳴りたくなる気持ちを0にするのは難しいものです。
だからこそ意識することが大事。
今後ずっと怒らないようにしよう!と意気込む必要はないと思います。
「こう言うときは怒らないであげよう」「まずはこうしてみよう!」
と言うちょっとした行動を変えるだけでもお子さんへのイライラはグッと少なくなってくるかなと思います。
怒ることがクセになると、だんだんと怒るハードルが下がって、ちょっとしたことでも怒ってしまいがち。
どんどん短気になっていく自分が怖くなったことがありました。
でも今では自分でも驚くほど、感情的に怒ると言うことがほとんどなくなりました!
ママだって人間!!ついつい息子にイラっとする(してた)瞬間
さて、怒らない育児実践中の私ですが、もちろんイライラする瞬間はあります。
怒らないからと言って仏でもなんでもないのです。
ここでは日々、私がイライラっとしてしまう瞬間についてご紹介していきます。
無理難題によるグズり
今日〇〇君と一緒に遊びたかったのに…(休み)
あれが欲しかったのにー!(品切れ)
などなど。親にはどうにもできない事案でグズられる。
最初こそ「そうだよね」と話を聞いてあげられますが、あまりにもしつこくごねられるとだんだんと「いつまで言ってるん!?」ってなってしまう。
気持ちはわかるよ…わかるんだけど、ママにはどうにもできないからさ
「やめて」がなかなか通用しない
小さいうちはご飯をポイポイ撒き散らしたり、今では戦いごっこで思い切り叩かれたり…
そんな時に「やめて」と言ってもなかなかやめてくれない子供。。。
むしろ「やめて」と言われてから、さらに積極的にやっているようにすら見える。
真剣に言えば伝わるものの、一度でやめてくれよ…なんなら最初からやらないでくれよ…と毎回イラっとしてしまう事案。
子供って加減がわからないから、叩かれると結構本気で痛かったりしません?
自分でできるのに「ママやって」
まだまだ僕ちゃんも甘えん坊。
たまに出る「ママやって?」は甘えん坊で可愛いものの、ママに余裕がない時にあれもこれもママに託されるとママはキャパオーバーでイライラします!
特に朝の時間帯はできる限り自分のことは自分でやってほしいのです!
忙しい時にあれやって〜これやって〜言われると、”昨日はできてたなのになんで!?”とイラっとしちゃんですよね。
無謀なチャレンジ「僕がやる!」
いや、それどうみても難しくない?と言うことにチャレンジしたがる息子。
大惨事になるであろうと予測しながらも、できるだけやりたい気持ちは尊重したいもの。。。
先日も麦茶を盛大にこぼしていました。「ほらね〜!?だから言ったじゃんか〜!」とついイライラして言ってしまいたくなるシチュエーション。
手を出すと怒られるから横で見守るけど、あー;とか、ダメダメ!とか黙って見てられない。。。笑
常に時間とにらめっこ
急いでいる時に限って、マイペースな子供。
朝ごはんは喋ってて全然進まないし、着替え始めたもののいつまでもなかなか着替え終わらない。
いざ家を出ようと思うと「ママトイレ〜」などなど…毎日時間との勝負になりませんか?
時間に余裕があるときはいいのだけど、余裕がない時にこれをやられると「早くして!」と一括してしまいたくなります。
急かすと機嫌が悪くなるし、だからと言ってずっと好き放題させるわけにもいかない…難しいところ。
エンドレス「一緒に遊ぼー」
一人っ子ならではかもしれませんが、とりあえず家にいると「ママ遊ぼう」となりがち。
そして一度遊び始めるとなかなか解放してもらえない。笑
そろそろご飯を作るから〜と言っても「一人じゃつまらない〜」とぐずりはじめる。最近は一人でも遊べるようになってきたのですが、以前は特にこれが激しかった;
散々、遊びに付き合わされた挙句、「ねぇ早くご飯食べたい」とか言われると「誰のせいでご飯遅くなってるんじゃ」とイラっとすることも。
機嫌が悪いと特にこうなりがち。最近では5歳になりご機嫌で一人遊びをする時間もかなり増えました♫
一人遊びへの誘導方法はこちらの記事でもご紹介しています▼
俳優並みの「ここが痛い」
ちょっとした怪我でもとてつもなく痛がるボクちゃん。
時間が経って忘れていても、再びお風呂のタイミングで蘇る演技力。。。痛い気持ちはもちろんわかるんだけど、そんなに騒がなくても…と思わさせれる。
そして絆創膏を貼ると痛みが和らぐと言う不思議。笑
絆創膏の消費率が激しいです。
なぜ子供はみんな絆創膏が好きなのだろうか?
そんなに頑張らなくていい「眠くない」
明らかに眠くて機嫌も悪いのに、”眠くない”としてガンとして寝ようとしない。
最近は体力もついてきてお昼寝をしないので、こう言ったこともだいぶ少なくなってきましたが、眠くなると機嫌も悪いし、なんか危なっかしくなるしで親としては「素直に寝てくれ〜」って思ってしまいますよねぇ。。。
とはいえ眠気のピークを越えると無駄にハイになってすんなり寝てくれなかったり。
笑顔でおやすみ〜ってしたいのに、いつまでもふざけてて、「早く寝なさい!」って怒ってしまい、寝顔を見て後悔することが過去には何度もありました。。。
いつ始まるかわからない鬼ごっこ
買い物をしていると、おもちゃ売り場やお菓子売り場へダッシュし出す子供。
迷子になるから離れないで…と言っているのに、自分の目的の場所へすぐに行ってしまうので鬼ごっこ状態。
気付けばママから逃げる状態(リアル鬼ごっこ)になるので、追っても追っても逃げていく。買い物どころではないこの状況に毎度イライラさせられてしまいます。
以前ボクちゃんがまだ2歳頃に、広い公園内でいきなり1人で走り出し、見失って超青ざめたことがありました。
15分ほど見つからず、外に出たのか?誰かに連れて行かれたのか?まだ喋れないし…夕方で暗くなってきていて…どんどん慌てていると、まさかのニヤニヤしながらママからずっと逃げ続けていたことが判明。
本気で本気でやめてほしいです。。。(皆さまお気をつけて…)
嫌いなものは「お腹いっぱい」
ボクちゃんはとにかく白米が大好き!
ご飯は真っ先に白米からいただくスタイルですが、白米を一気に食べるので、割とお腹が満たされてからおかずに進むことが多いのですが、
ここで嫌いなものがあると「お腹いっぱーい」と言われることもしばしば。
今では完食する習慣がついているので、残したりはしませんが…
3〜4歳ごろまでは、食べたくないので、「お腹がいっぱい」「お腹が痛い」「頭が痛い」など体調不良を持ち出し、あの手この手で食べないように言い訳をしており、その都度イライラしていました。
別件ですが、いまだに”ばっかり食べ”はなかなか直らないのです…
イライラしたらどうしてる?我が家の対処法
さて今でこそだいぶ落ち着いてきたボクちゃんですが、これまでの育児でもやっぱりイライラしてしまうこともありました。
怒らない育児を心がける上で、イライラした気持ちをどのように対処していたのかについてご紹介します。
とりあえずハグをする
子供がグズっている時はイライラしてしまいがちですが、ここは一つ冷静になって「おいで」とハグをしてみるようにしています。
子供の気持ちも落ち着くし、ハグをすることで私自身もイライラしていた気持ちが少し落ち着いてきます。子供がグズグズしている時はママに甘えたいと言う可能性もありますしね。
怒鳴ってしまう前に、一度ハグをしたり、膝の上に乗せてからお話をしたりして強制的に気持ちを落ち着かせるのは効果的でした。
スキンシップは科学的にも”オキシトシン”と言う幸せホルモンを分泌させてくれ流といわれています。イライラした気持ちを和らげてくれるのでおすすめ
ママの気持ちを冷静に伝える
気持ちが落ち着いたら「ママはこれが嫌だった」もしくは「こうしてくれたら嬉しかった」ときちんと伝えます。
全部自分の中で溜め込む必要はなく、ママはどうして欲しかったのか?何が嫌だったのか伝えることで心のモヤモヤも少しスッキリしました。
ママも溜め込みすぎはNG!感情的になるのではなく言葉で気持ちを伝えるように意識してます
忙しい時はタイムトライアル形式を用いる
子供って「3・2・1」などのカウントダウンなどでよく動きますよね。
我が家ではそのようなカウントダウンも使うこともありますが、タイムトライアルのように時間計測をして、昨日とどっちが早いか?と言う競争をしたりします。
例えばボクちゃん、着替えるのがとてつもなく遅いのですが、タイムトライアル形式にして時間を図るようになってから、記録更新のため早く着替えるようになってくれました!
スマホなどのスタートボタンを自分で押すことで、ゲーム感覚になり、楽しみながら物事に取り組んでくれるのでおすすめです。
ちなみにカウントダウンは賛否あるようですが、我が家では割と使っています
朝の着替えをスムーズにするためにやってみたことはこちらの記事でもご紹介しています▼
事前回避できるものは極力回避する
我が家の場合は、極力ボクちゃんとは買い物に行かないようにしています。
物欲の強いボクちゃんはどこに行っても「あれ欲しい!」「これ欲しい!」となりがちだし、今日は買わないと約束しても、あまりにグズられると根負けしてしまいそうになることもあるからです。
1人のタイミングや、ネットで買い物を済ますなどしています。
このように出来るだけ、自分のイライラを作り出さないように意識して生活しています。
地雷は踏まないに越したことない…
そもそも”できる”と思い過ぎない
だんだんと年齢が大きくなってくると「それくらいできるでしょ?」と思ってしまいがち。
特に私の場合は、ボクちゃんは2〜3歳頃まで聞き分けが良かったこともあり、「今まではできてたじゃない!?」「なんでできないの?」などと思ってしまうことが多かったです。
とはいえまだこの世に生まれて数年しか経っていない子供。
これくらいできるでしょ!と過信しすぎないこともイライラを防ぐには有効かなと思います。
できない前提なら、イライラもしにくい!
ハードルの高いルールは作らない
子育てをする上である程度決め事やルールを作る必要はあるかと思いますが、ハードルの高いルールは作らないようにしています。
ルールが多いと、子供もママも意識するのが大変。
このルールで毎回子供がぐずる…と言うようなものがあるのであればもう少し難易度の低いルールを設定してみてもいいのかも。
ただ、親の感情で行動をしないためにもある程度の行動指針やルールみたいなものを作っておくと、感情に揺さぶられず行動しやすいと言う面もあります。(この辺のバランスはお子さんやママの性格によっても違うかも)
自分のストレス解消法を持っておく
育児をしている中で「全然ストレスありません!」と言う人ってほとんどいないと思います。
どうしても自分の時間は削られるし、子供優先になるため自分のことは後回しになってしまいますよね。
とはいえ全員が全員、夫や実家の協力があるわけではないですよね。
だからこそ自分のストレスは出来るだけ自分で取れるようにするのがベスト。ママに余裕がない状態で、子供にイライラするな!と言うのはなかなか難しい話。
自分自身の心の状態に敏感になり、上手にストレス発散できる方法を知っておくと、日々の生活の中でイライラした気持ちになることが少なくなってきますよ。
ちなみに私は美味しいスイーツを食べることと、収納の見直しをすることで気持ちがスッキリします。笑
イライラと上手に付き合おう!
育児は毎日のことだから「今日は休みたいな」と思っても完全休業はできないのが現実ですよね。
夫、両親、ママ友、託児、などなど…頼れるところは頼りながらママの精神バランスを保つのも必要なことだと思います。
私的には怒らない育児を通して、イライラしても感情的にならないことを続けていると、自分でも不思議なほどイライラすることがなくなってきました。
心配ごと、不安ごと、悩みは絶えない子育てですが、前向きに楽しく育児していきたいですね!
その他我が家で意識している子育て法についてはこちらの記事でもご紹介しています▼
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