【体験談あり】NGワードを使わない子育て法は?負担を減らす対処法を解説

一人っ子男児育児中の悩み

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子育てママにとって言葉は大切なコミュニケーションの1つですよね。愛情を伝えたり、物事を教えたり、時には注意をしたり。

しかし毎日一言一句気をつけて言葉選びをするというのは至難の業。ママだって感情はあるし、毎日育児に家事に、仕事に…本当に精一杯です。

そんな中でぽっと出てくる ワードの中にもしかしたら子供にとってはNGなワードを使ってしまっている可能性があるかもしれません。

本記事では子供にとってのNGワード10選となぜそれがNGなのか?また、NGワードを使わずに親の負担を減らす対処法についてご紹介します。

そもそもなんでNGワードを使うのか?

子育て中にNGワードがあることは知っているママやパパも多いでしょう。

とはいえ、毎日子供と向き合い、健康面、生活面、性格や知育など、子供に教えることや気をつけるべきことは盛りだくさん。しかしながら子供は親の思うようにはいかず、日々頭を悩ませることは多いですよね。

そうなるとやはり”すんなり子供にいうことを聞かせたい””この状況を早く打破したい”という思いから、NGワードを使って子供にいうことを聞かせようとしてしまいがちです。

もちろん我が家もそう。言っても聞かない、時間ばかりが過ぎる…そんな時にはNGワードを言ってでもいういことを聞かせてしまった方が早いと感じます。

でもできることならNGワードを控えた子育てをしていきたいものですよね。

ママやパパ、いつも本当にお疲れ様です。以下では改めて押さえておきたいNGワードを見ていきましょう。

ついつい言っちゃう子育て中のNGワード10選

さて、上記で説明した通り、子供にいうことを聞かせるためについつい言ってしまうNGワード。
ここでは

  • ダメだとわかっているけどつい言ってしまうNGワード
  • 実は気づいていなかった!意外と知らないNGワード

の2パターンについて見ていきましょう。どうしてNGワードなのか?その理由についてもご紹介します。

ダメだとわかっているけどついつい言っちゃうNGワード

まずはダメだとなんとなくわかってはいるものの、ついつい子供がいうことを聞かないために言ってしまいがちな言葉。

どうしてダメなのか?と言う観点からも説明をしていきます

ダメでしょ

子供って大人がして欲しくないことをやってしまいがち。そうなると感情任せに「ダメでしょ!」と言ってしまいがちですよね。

でも子供が大人にとって”ダメ”なことをしてしまう理由は3つに分けられます。

  1. ダメだと分からなかった
  2. ダメだとわかっているけどやってみたかった
  3. あえてダメなことをしてママの気を引きたかった

何れにせよ「ダメでしょ!」と言っただけでは解決しません。

子供がやりたかった気持ちを受け入れ、なぜダメなのか理由を説明。 代わりにできることを提案する。という流れであれば子供が同じことを繰り返すリスクも軽減されます。

また③に関しては、その物事に興味があるのではなく、”ママ”に興味があるので、ママと一緒に時間を共有することで問題が解決するパターンも多いです。

早くして

子育て中のママは自分のことだけでなく、子供のことまでみて時間を過ごさなければいけません。特に朝はママたちにとってとてつもなく慌ただしいものです。

仕事をしているママにとっては出勤前にやって起きたことが盛りだくさんですよね。そうなると「早くして!」「いつまでやってるの?」など子供を急かす言葉を投げかけてしまいがちです。

これは我が家では心当たり大あり。以前まではボクちゃんが朝マイペースすぎて、時間通りに登園させたいママと、まだまだ遊びたいボクちゃんでバトル。

「早くして」「遅い!」など何度急かしたことか…。そんなことを繰り返していたところ、幼稚園の保護者面談では

〇〇(ボクちゃん)君はなんでも早く早くしようとする傾向があって…。1個1個が少し雑になりがちです(ここまでストレートには言われてないけど、こんなニュアンス)

と言われ猛省しました。完全に私のせいですね。

忙しいママにとって難しい問題ですが、子供はまだ時間的な感覚がよくつかめていたので、急かされることにとてもストレスを感じるそうです。

置いてっちゃうよ/もう知らない

遊びに夢中になっって帰りたくなくなったり、出かけたいのになかなか家を出る準備をしてくれない時など、言ってしまうこの言葉。我が家も一度や二度では済まされないほど使用していました。

しかし、幼い子供にとって「そんなこと言ったって置いていかないでしょ?」という感覚はもちろんなく、「いうことを聞かないと置いていかれる!」という恐怖心から言う事に従います。

親子の間に恐怖心を抱かせることは良いこととは言えません。子供は”親”と言う絶対的に安心できる居場所があるからこそ、他の物事に興味を示したり、挑戦したりできるのです。

そのため親に対して「いつかは離れてしまうかも…」と言う恐怖は、子供がいつまでもママにしがみついたり、「こんなことをしてもママは置いていかないか?」と愛情の試し行為から悪さを働いたり、将来子供自身が脅迫によって誰かに言うことを聞かせようとする可能性も高まります。

おばけ(鬼)がくるよ

おばけや鬼で怖がる子供は大人から見れば素直で可愛いものですが、子供にとってみればとてつもない恐怖です。

鬼から電話がかかってくるアプリなど、子供を怖がらせるものも流行っており子供に言うことを聞かせる上では効果的ですが、オススメはできません。

常に鬼やおばけとの恐怖が頭をよぎり、過剰な恐怖感を抱いたり、今まで1人でできていたことができなくなったりすることが考えられます。

後々のことを考えても鬼やおばけによる恐怖心で子供を怖がらせるのは、かえって親が大変になることもあるでしょう。

我が家でも鬼から電話がかかってくるアプリを使用したことがありますが、あまりの怖がりように可哀想になり封印しました。笑

ちょっと待って

こちらも耳が痛いワード。ママが何かしているときに限って「ママ見て〜!」「ママ一緒に遊ぼう?」「本読んでー!」などオファーが耐えないものですよね。ついつい「ちょっと待ってね」と言ってしまいがち。

かと言ってテレビに逃げるのもなんだか気が引ける…。1日何度「ちょっと待ってね」と言ったかわからない…なんて日もありました。

でも子供にとっての”ちょっと”と大人の”ちょっと”は違うし、待っている側と何か作業している側では時間の感じ方も違いますよね。

数字が読める年齢であれば「じゃあ、ママお料理してるから時計の3になったら一緒にやろう!」など具体的な時間や指標を示してあげると効果的。

数字が読めない年齢であれば「そうだね!じゃぁお皿洗いが終わったら一緒にやろう!」など、”この行動が終わったら”と伝えるようにしましょう。

また、「ちょっと待ってね」と言うと「今はできない」と否定的に捉えやすいため、できるなら「そうだね!これが終わったらやろう」と受け入れの姿勢を見せてあげることで子供も少しだけ待ってみよう…と言う気持ちが生まれやすいでしょう。

我が家でも受け入れの姿勢を見せてから、だいぶ待ってくれるようになってきました。

しっかりして/いい加減にして

曖昧な叱り方は子供にとって意味を理解できません。「しっかり」とはどう言うことなのか?「いい加減」とはどんな加減なのか?子供にとっては疑問だらけです。

以前ですが、「もう!何度言ったらわかるの!」と注意したときに「3回とか?」と返答されたことがありました。

この時は余計にイラっとさせられましたが、よくよく考えてみれば子供は素直に質問に答えただけなんですよね。そして数字がよくわからないか、なんとなく数字を答えてみただけ。

大人がニュアンスで言っていることは子供へは十分に伝わらないため具体的にどうして欲しいのかを明確に伝える必要があります

〜くん(ちゃん)はできてるって!

子育てに正解はないし、子供の成長は個人差があるため、早い遅いなどを気にする必要はありません。

…と言う模範解答はわかっていても、同じくらいのお子さんがいれば「うちの子はまだできないのにすごいなぁ…」なんて、無意識のうちに比較してしまうことはよくありますよね。

周りができているのに自分の子供だけできないとなれば焦るし、周りの子供ができていると知ればうちの子も「やってみよう」と思うかも!と考え、気軽に「〜ちゃんはできてるらしいよ!」などと子供に伝えてしまいがち。

でも子供にとってみれば、ママが自分を認めていない、ありのままの自分を受け入れてもらえていないような感覚に陥ることもあります。

友達や兄弟で比較するのではなく、「去年よりできるようになったね!」など以前の自分自身と比較してあげることで子供の向上心を伸ばすこともできます。

意外と知らない!?言いようでダメなNGワード

ここまで、「そうだよね。ダメだよね。わかってるー!」なんて思いながらも使ってしまっていたワードをご紹介しました。ここからは「え!それもダメなの?」と言うようなNGワードについてご紹介します。

すごいね!いい子だね

子供が作った作品などを見せてきたり、何かお手伝いをしてくれたりしたときに、「すごいね」「偉いね」「いい子だね」など簡潔な言葉で済ましてしまいがちですよね。

子供にとってこれらの言葉はご褒美言葉です。ご褒美言葉ばかりを投げかけ続けていくと、ご褒美言葉がないと自分を認められたと感じられなくなってしまいます。

作品であれば子供が工夫した点を聞いてみたり、「この部分が細かくできていて素敵だね」など、具体的に作品の良いところを伝えましょう。また、お手伝いをしてくれたのであれば「偉い」ではなく「ママがすごく助かったよ。ありがとう」とママの嬉しい気持ちを伝えましょう。

またご褒美言葉としてだけではなく「あなたはいい子」「天才」「偉い」など子供を断定するような言葉を

〜したらご〇〇をあげる

ご褒美として言ってしまいがちなこの言葉。ある研究によると、ご褒美をチラつかせて何かをやらせると、子供はご褒美をもらった瞬間に、その物事への好奇心や向上心を失ってしまうのだとか。

逆に、ご褒美を知らせずに終わってからご褒美をあげたり、何もご褒美をあげない場合は興味や向上心に関する影響はなかったとのこと。

ついつい「〜したら〇〇をあげるよ!」なんて言ってしまいますが、ここはご褒美をチラつかせずに、終わってからよくできたねとご褒美をあげるスタイルにしましょう!

人に迷惑をかけちゃダメだよ

しつけの意味合いで言ってしまうこの言葉。実はんGワードだったのです。と言うのも、そもそも人間は誰にも迷惑をかけずに生きていくと言うことは不可能だからです。

人様に迷惑をかけないように…と意識が強いのは日本のお国柄ならではのこと。

「互いに支え合って生きていくのだから、困っている人がいたら助けてあげよう」と教えてあげる方が、相手により寛容になれる子に育つでしょう。

親の負担を減らす!NGワードを使わない対処法は?

とはいえ、何度言っても聞かない…時間ばかりが過ぎると言うこともあるでしょう。

そんな時はどうしたらいいのでしょうか?

基本は受け入れ姿勢

子供が言うことを聞かなかったり、思うように動いてくれないとイライラしてしまい、子供に対して「早くして」「それはダメ」など子供の行為に対して否定的な言葉をかけてしまいがちですよね。

ここは一度そんな子供の行為を受け入れて、共感してあげましょう。「もっと遊びたいよね」「あれ使ってみたいよね」と。

その上で、子供になぜ今していることがいけないのか説明しましょう。受け入れてもらえることで子供もだんだんと落ち着きを取り戻します。

急かすのではなく協力体勢

早くして!ではなく協力してあげる姿勢を見せてあげましょう。

過干渉になって、黙ってあれこれやるのはNGですが、子供からヘルプがあった時にママが助けてあげることは子供にとってもいい影響を与えます。

協力を提案することで、子供が自らヘルプを出すやすくなり、自分の言葉でやってほしいことをきちんと伝えられるのでおすすめです。

ママの気持ちを伝える

言うことを聞かない時は理由を説明した上でママの気持ちを伝えてみましょう。

「そうされるとママは悲しい」「ママも困っちゃう」など。

これ、私自身も取り入れているのですがこちらの気持ちもスッキリするのでイライラ度が下がります。

NGワードで行動を抑制するのではなく、ママがこうしてほしいと思っていると言う気持ちを伝えることで、徐々に「これをしたらママが悲しむな」など考えられる優しい子になっていきます。

指示は具体的に

指示は具体的にしておくことで、子供がイメージを掴みやすくなります。曖昧な表現は理解できず同じことを繰り返してしまいます。

例えば時間に追われるのであれば毎日時間でルーティン化してしまうのもおすすめ最初は大変ですが、子供が自分から「3までにご飯を食べないと」「12だからお風呂に入ろう」などと自発的に動き出せるようになっていきます。

1人になってみる

どうしてもイライラしたり、なんとかしたい時は一度、1人になってみるのも良いでしょう。あくまでも子供に恐怖感を与えるためではなく、自分自身の気持ちを落ち着かせるためです。

そっとトイレに入ってみたり、違う部屋に移動してみたりして深呼吸をして子供と向き合ってみましょう。

NGワードを言ってしまう時って大概、親に余裕がない時が多いですよね。余裕がない時に丁寧に対応するのはなかなか難しいもの。

一度心を落ち着けてから子供を受け入れるところから始めてみましょう。だんだんと慣れてきてイライラする気持ちがびっくりするほど落ち着いてきます。

私が実践している怒らない育児についてこちらの記事でもご紹介しています▼

結果的に負担減!少しずつ取り入れてみて!

NGワード全てを意識して生活するのはやはり難しいと思います。

実際、NGワードや対処法などを理解した今でも、NGワードを1回も言っていないかと言われればそんなことはありません。

でも意識づけていくことで子供を怒鳴ることはなくなったし、互いに気持ちよく過ごせるようになったように感じています。

年齢的な部分もあるかと思いますが、子供の聞き分けもよくなり、親として負担はかなり少なくなりました。

少しずつでも、毎日の生活で意識していけると良いですよね!

ちなみに我が家ではこんな子供になってほしいなぁと思って育児しています▼




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