子供にお願い事をしたり、自分のことをしてもらおうと思った時に「めんどうくさい」なんて言われたことありませんか?
子供のうちから「めんどうくさい」だなんて…と親としては心配になってしまうもの。実際に子供がいう「めんどうくさい」には一体どのような心理が隠されているのでしょうか?
ここでは“めんどうくさい”が口癖の子供の本当の心理状態と、口癖の直し方、子供を動かすための3ステップについてご紹介します。
この記事では
- めんどうくさいが口癖の子供の心理
- めんどうくさいと言う口癖を治すための方法
- めんどうくさがる子供を動かす方法
についてご紹介します。
めんどうくさいが口癖の子供、本当の心理とは?
めんどうくさい…が口癖となりなかなか動かない子供。親としては「どうしてこんなにめんどうくさがりなんだろうか…」と心配になってしまいますよね。
でも実際に子供が発する「めんどうくさい」は別の心理状態が隠されていることの方が多いようです。ここでは「めんどうくさい」が口癖の子供の本当の心理状態を見てみましょう。
今夢中になっていることがある
子供には子供なりのタイミングというものが存在します。もしかしたら今、他の遊びやテレビなど何か夢中になっている最中なのかもしれません。
その時に何か別のことを頼まれたから「今はやりたくない」という可能性があります。子供のタイミングをチェックしてみましょう。
わからない or 苦手なことがある
子供が面倒臭いと感じるタイミングを振り返ってみましょう。
何か一定の物事の前に「めんどうくさい」と言われる場合には、おそらくその物事に苦手意識や、よくわからない部分が含まれている可能性があります。
我が家の僕ちゃんの場合はお着替えの前に「めんどうくさい」と言い出すことがあります。
これは着替えた後に「服をたたむ」と言う行為に苦手意識があり、着替えたら畳まなくてはいけない…と言う考えから「着替えることがめんどうくさい…」と感じてしまっているのです。
自分が苦手なこと、よくわからないことをやらなくてはいけない=めんどくさい
となってしまうのです。
甘えたい
「めんどうくさい」といえばママが構ってくれる、ママがやってくれる、といった寂しさを上手に表現できずに駄駄をこねるお子さんもいます。いわゆる「試し行動」と呼ばれるものの一種かもしれません。
もしくは「嫌がればママがやってくれる」と言う子供なりの知恵から、そのような言葉を発している可能性もあります。
試し行動についてはこちらの記事でもご紹介しています▼
体調が良くない
ただ動くだけのことを「めんどうくさい」と言うようであれば、めんどうくさいと言うよりもだるくて体が動かない、気力が出ないと言う状態なのかもしれません。
寝不足や運動不足、栄養不足などが続いた状態は子供の心身の状態が整わず、気だるさを感じる原因にもなります。
近年では新型栄養失調症とも呼ばれる新たな栄養失調も深刻化しています。新型栄養失調についてはこちらの記事もご覧ください▼
親の真似をしている
子供がこの「めんどうくさい」と言う言葉を知るためには、やはり周りの大人の発する言葉が関係しています。親である私達もついつい「めんどうくさい」なんて言ってしまうことありますよね。
以前、Amazon注文した荷物の到着を待っていたのですが、インターホンがならずそのまま宅配ボックスに入れられてしまったことがあったんですよね。
その時に「下まで取りに行くのめんどうくさいな〜」なんて言ってしまったら、その後宅配ボックスに荷物が入るたびに「取りに行くのめんどうくさいよね〜」なんて連発されるきっかけになりました。反省。。。
めんどうくさいと言う口癖を直すためにはどうしたらいい?
一度口癖になってしまうと、なかなか直すのは大変ですよね。親としても「めんどうくさい」ばかり連発されると心配になってしまうもの。
ここではそんな子供の口癖を治す方法をご紹介します。
生活リズムを整える
まずは生活リズムを整え、睡眠・栄養・運動のバランスを見てみましょう。
極端にめんどうくさいと言う背景には体の不調が隠されているのかもしれません。体の不調が原因であれば本人もツライ思いをしてしまいますよね。
規則正しい生活を心がけ気だるさを感じさせないように意識してみましょう。
気持ちに寄り添ってあげる
精神的に不安なことがあったり、寂しい気持ちがあったりする場合は、試し行動の一環として「めんどうくさい」と反発している可能性があります。
そのようなお子さんは心を満たしてあげることで見違えるように変わります。
「めんどうくさい」と言われても、「そんなこと言うんじゃない!」などと怒らず、その気持ちに寄り添ってあげることも大切です。
また、日頃から「大好きな〇〇ちゃん(くん)」と声がけをしたり、子供と視線を合わせて話をしたり子供が「無条件に愛されている」と感じることができるように心がけましょう。
親も”めんどうくさい”と言わないように気をつける
ここは私もとても反省すべき点ですが、親自身が口癖になっていれば子供を正すのは難しいですよね。
子供は親のことをよくみています。そして真似して欲しくないことばかり真似してしまうもの。笑
だからこそせめて「子供に直して欲しい」と思う事柄については親自身も気をつけていくようにしましょう。
めんどうくさがる子供を行動させるための3ステップ
実際に子供から「めんどうくさい」と言われてしまうと、ついつい怒ってしまったり、仕方がないから親がやってしまったりすることも多いのではないでしょうか?
ここではめんどうくさがる子供を行動させるための3つのステップについてご紹介します。
ステップ①:何がめんどうくさいのか話を聞く
まずは何がめんどうなのか優しく聞いてみましょう。
子供なりに何がいやなのか、なんでやりたくないのか、など理由を説明してくれるでしょう。
言葉がしっかりしている子供にも関わらず、うまく理由が説明できない場合には、甘えたい心理や体の不調など、子供自身がうまく説明できない要因が隠されている可能性が高いです。
理由がわかれば交渉もできますし、まずは何がめんどうなのかその原因を親も子供も認識するところから始めましょう。
ステップ②:どうしたいのか子供の意向を聞く
めんどうくさいからどうして欲しいのか?まできちんと聞いておきましょう。
めんどうくさいと言われたから…と親が勝手にやってしまうと、子供はめんどうくさいといえば親がやってくれると認識してしまう原因となります。
「ママにやって欲しい」と言われてからママが手伝うのはOK!もしかしたら「これが終わったらやるよ」とか「ここまでだったらやるよ」と言いだすかもしれません。
子供の行動の機会を奪わないためにも、意見を最後まで聞いてから親は行動しましょう。
ステップ③:必要があれば優しくフォローする
「ママにやって欲しい」と言われたら、そこで初めてフォローするようにしましょう。
またその際に、1〜10までママがやるのではなく、ほんの一部でも本人にやってもらうこともおすすめ。
靴下を履くのをめんどうくさがるなら、かかとだけ入れてもらうのでもOk!最後に靴下を引っ張る作業だけでもOk!
時間はかかりますが、子供のやりたい気持ちを引き出すには「少しの成功体験、達成感」の積み上げが大事になります。
”めんどうくさい”は直せる!本心を知って子供と向き合おう
子供が「めんどうくさい」とばかり言うようになると親としてはとても不安になりますよね。
しかし大人が思う「めんどうくさい」と、子供が発する「めんどうくさい」には少しズレがあることも多いです。
子供はまだまだ言葉を勉強中です。「めんどうくさい」に隠された本当の心理を知って子供と向き合えば口癖は自然と直ってくるでしょう。
ぜひ上記の内容も試してみてくださいね!
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