ママ戦いごっこしよう!
我が家ではほぼ毎日のように聞かれるこの言葉ですが、ママにとっては思わずギクッとしてしまうワード。
だって戦いごっこは痛いし疲れるし、なかなか終わらないし…ママの気が進まない遊びの1つなのです。
子供(特に男の子)ってなんであんなに戦いごっこをしたがるのでしょうか?
本記事では戦いごっこ大好きな息子をもつママである筆者が、男の子の戦いごっこについて、好きな理由、ママが苦痛になる原因、実際に効果のあった子供が満足する戦いごっこの内容と終わらせ方についてご紹介します。
この記事では
- 男の子が戦いごっこを好きな理由
- 子供が戦いごっこから学んでいること
- ママたちが戦いごっこに苦痛を感じる理由
- 親の負担を軽減し子供が戦いごっこを楽しむ方法
についてご紹介します。
男の子はなんで戦いごっこが好きなの?
そもそも子供はなぜそんなに戦いごっこが好きなのでしょうか?
自分自身も小さい頃は、少数派ながら戦隊ヒーローにはまる系女子だったのですが、今となっては戦いごっこの魅力を微塵も思い出すことはできません。笑
ここでは男の子が戦いごっこに魅力を感じる理由から見ていきましょう。
強くてかっこいいものへの憧れ
子供にとって「強いもの」に憧れることは誰しも経験があるのではないでしょうか?
例えばアニメのセーラームーンやプリキュア、ウルトラマンや仮面ライダーなど、正義のヒーローと悪役が戦うアニメなどにはまる子供たちも多いはず。
こういった「強くて正しいもの」への憧れが強くなり、それが戦いごっこにつながるのです。特に5〜6歳頃になるとこれらの価値観が顕著に現れるようになります。
我が家のボクちゃんも強いものが大好き。恐竜に興味を持ったのも”強いもの”への憧れも理由の1つであると思います。
本能的な攻撃性を充足してくれるから
人間には本能的な部分で攻撃性をもつ一面があるとも考えられています。
しかし生活をしていく中で本能のままに攻撃性を表すのはよくありません。そのため戦いやゲームなどの勝敗。競争を通して、攻撃性を満たしていると考えられるのです。
つまり戦いごっことは人間が本能的に抱く欲望を、子供なりに遊びの中で取り入れているということなのでしょう。
男の子のあるある特性についてはこちらの記事でもまとめています。共感するものがあると嬉しいです♪
戦いごっこから学べることってなに?
大人にとってみれば戦いごっこが好きな我が子に対して、「乱暴な子供にならないかな?」とか「怪我をする or させないかな?」などマイナス面ない印象ばかりが目につき心配が尽きませんよね。
しかし実は子供は戦いごっこという遊びを通して、様々なことを学んでいるのです。ここでは子供が戦いごっこからどのようなことを学んでいるのかご紹介します。
具体的に戦いごっこから得られる能力は以下の通り▼
・想像力が身に付く
・痛みを知ることができる
・加減がわかるようになってくる
ごっこ遊びは子供の想像力を掻き立てるのに最高の遊びだといわれています。様々なシチュエーションを想像したり、面白い技を考えたり子供の発想力は見ていて面白いですよね。
また、お友達や先生、親とルールを決めたり、シチュエーションを共有したりすることで、コミュニケーションが生まれます。
さらに、相手からの攻撃で痛みを感じることで、「こうしたら痛い」「こうしたら泣かせてしまった」など、子供なりに加減を調整できるようになってくるのです。
一見ただ乱暴で危ないように感じられる戦いごっこですが、子供の感性を磨く上でとても大事な働きをしてくれているのですね。
大人はシンドイ…戦いごっこに乗り気になれないママの心理とは?
ここで、戦いごっこ好きの子供をもつ親御さんに質問!
子供の戦いごっこ、一緒に付き合うのは楽しいですか…?
メリットがあるとわかれば付き合ってあげたい気持ちもありますが、私は我が子の戦いごっこに付き合うのがとても苦痛でした。。。
子供から熱烈なオファーがあるたびに「え〜;;」と思ってしまうこともしばしば。
一人っ子だから戦いごっこを一緒にできる相手(兄弟等)もおらず、基本ワンオペのため終始ママが相手…(きっと兄弟がいたら喧嘩とかになってそれはそれで大変なんだろうけど…)ほんと乗り気になれないのだ…
ここではママが戦いごっこに乗り気になれない理由についてご紹介します。
力一杯の攻撃によって痛い
子供はまだ自分自身の力加減を十分にわかっていません。大人であれば2・3割の力で戦いごっこに付き合うことはできますが、子供は常に全力。
戦いごっこの最中には全力で背中を叩かれたり、恐竜を使った戦いごっこでは、恐竜を思いきり振りかざしてきて、手にアザができたりそれはもう痛い。。。
子供の全力な攻撃による痛みで戦いごっこに嫌気がさすママも多いのでは?
面白みがわからない
そもそも戦いごっこって何が面白いのかよくわからない…というママも多いのでは?
独自ルールや細かな設定があり、勝ったのか?負けたのか?急に生き返ったのか?よくわからなくて反応に困ることも…
よくわからない状況で、ただただ攻撃され痛みを感じる戦いごっこには大人にとって面白さを見いだすのは難しいかもしれません。
いつまでも終わらない
「やられた〜(終わった・・・」と思っても、急に生き返らさせれて、また第2・第3ラウンド戦わせられたり、やられたのをいいことに滅多打ちにされたり。笑
いつまでも終わらない戦いごっこ。もうやめたいよ〜と思っても相手がいないとできないものだからこそ、なかなか終わらせてくれないですよね。
いつになったら終わるんだーという苦痛がママを襲います。
親の負担を軽減し子供が戦いごっこを楽しむ方法は?
苦痛に耐えながら遊び続けるのはママにとってもしんどいですよね。とはいえ、「遊びたい〜」という子供のオファーを断るのも罪悪感があります。
ここではそんな戦いごっこが億劫なママにお勧めしたい!親が苦痛を感じにくく、子供も満足して戦いごっこを終わらせるための3つの方法についてご紹介します。
スローモーションで痛みから逃れる
勢いの良いパンチや力一杯の突進は痛くて辛いもの。。。
そんな痛みを逃れるためにスローモーションを取り入れてみるのもおすすめ!
スローで取り入れることで、またさらに遊びの幅が広がるし、ゆっくりなリアクションが面白かったりして子供がどハマりしてくれる可能性があります。
本当にスロー再生をしているように大人も演技してあげることで、勢い任せな痛いパンチなどから逃れられるでしょう!
注)しかし、興奮すると勢い任せに叩かれることもあるので状況にもよる…
やると決めたらきちんと向き合って遊ぶ
ついつい親側にとって乗り気になれない遊びって、中途半端にやってしまいがち。
私の場合、よくわからないルールなので、勝手も負けてもいいや〜という感じを出してしまったり、途中でスマホ見ちゃったりしてました…
でも子供の要望に応じると決めたのであれば、やり方はどうあれ、楽しそうに全力で遊んであげるように意識してみてはどうでしょうか?
その方が子供が短時間で満足することも多くなったように感じます。
よくわからない子供のルールに関しては、
単に聞き流すだけでなくママ側からもルールを提案してみたり、
「負けないぞー!」と声をかけてみたりするだけでも、
子供が嬉しそう&楽しそうに反応してくれます。
とはいえ、今は忙しい…という時はありますよね。
そんな「今は1人で遊んで欲しい!」という時の誘導方法などはこちらの記事でもご紹介しています▼
〇〇する前の5分!など親が付き合う時間を統一する
いつ終わるのかわかならい戦いごっこは親としてもしんどいもの。
あらかじめルーティンに組み込んでおけば、親としてもこの時間は戦いごっこをしてあげよう!と心の準備ができるし、終わる時間も決まっているれば心置きなく戦いごっこに応じられるもの。
最初のうちはもっとやりたい!今やりたい!ということもあるかもしれませんが、
ルーティン化されてくれば”これが終われば戦いごっこができる”という楽しみな時間に変わり、
子供自身も終わりの時間をきちんと認識し始めます。
我が家では寝る準備を全て終えた後に戦いごっこが始まります。そのため寝る準備を早くして戦いごっこができるように行動してくれるので、お風呂上がりの行動がとてもスムーズです。
ただし寝る前に興奮して寝付けなくなってしまうタイプのお子さんは別の時間に設定した方が良いかなとも思います。
最後の1回だけは特別(ラスボス)編にする
あっさり「時間だから、はい終わりー!」と言ってもなかなか聞かないお子さんも多いですよね。
「まだやりたい!」「あと1回」などといつまでもだらだら終わらないパターンもあるでしょう。
そういう時は最後の1回だけ特別感を出すのがおすすめ。
ちょっと強いキャラクター”ラスボス”なるものになりきってみたり、もしくは最後だけ子供に有利な条件を与えてみたり、最後にしかできないというルールを伝えた上で、戦いをしてみましょう。
ちょっとだけ子供が苦戦するくらいの戦いを演じて、最終的に子供を勝たせれば、子供としては戦いごっこの醍醐味を体感できるので満足感を得られます。
あくまでも特別ルールは最後だけ!というルールの上で行うことが重要。子供が最後の1回にワクワク感を感じることで、満足して終わることができるのです。
戦いごっこもメリットあり!上手に誘導して苦痛なく乗り切ろう!
子供の戦いごっこって一見乱暴で無意味なようにも見えてしまいますが、子供にとって必要な要素がたくさん詰め込まれているのですね。
しかし親が毎回長時間付き合うのは大変。子供を上手に誘導しながら戦いごっこに付き合う時間を決め、満足感を感じさせることですんなり終わりにしやすくなります。
戦いごっこがしんどい…と感じているママはぜひ試してみてくださいね!
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